※瀬人誕企画です。遡って
その1からどうぞ。
それじゃ、さっき叶え切れなかった分いくよ! 学ラン(敢えて青ラン)に衣装チェンジ!
いやー・・・お前の頭と目で普通台無しだろ。
オレは普通だがな!
や、なんかお前のも裾おかしくね? 風も無いのに靡いてんぞ。
またさっきの化学繊維とやらか?
化学繊維などどうでもいいわ。クソッ、言い足りん!
あれだけ罵ってまだ足りないとは。
フン。全く足りぬな。あの馬の骨に言ってやろうとした分がまだまだ残っているぞ。あの時は王子の仲裁のお陰で不完全燃焼だったのだ。私は大神官の補佐官、相手はただの庶民。王子の乱入さえなければ思う存分に罵ろうと誰も止められはしなかったものを・・・! 忌々しい!
あれ? 忌々しいって、王子のことは好きなんじゃないの? 王子の前でだけ一生懸命猫被ってたじゃないか。
好き? 私が王子を? はっ、私が愛しているのは権力とブルーアイズだけだ!
うわー・・・コイツ海馬以上に救いようがねぇな・・・
黙れ凡夫。私に意見したければ傾国も厭わぬ覚悟を持つのだな。ククク・・・
・・・コイツか。
え? 何が?
歴史書に載っているわけだ。そしてゲームにもなったわけだ。真DM封印されし記憶。
ちょうど白がいた時代の頃に、エジプトは正しく傾いていた。神官が国を乗っ取ってな。つまり。
あー・・・コイツかぁ・・・
そいつだ。ところで、「海馬以上に救いようがない」というのはどういう意味だ? まぁ、まず最初に聞いてやろう。海馬とはオレか緑、どちらのことだ?
えー、そんなのりょうほ・・・あ、嘘! 嘘言いました! 銃火器ヤメテ!
じゃあ、どっちの方向性に嘘なんだい?
どっちだ?
・・・え、これオレピンチ?
そのようだな。何、ゆっくり考えて結論を出すがいいぞ。皆にはその間新たな提案でも考えておいてもらえば良いのだからな!