Chapter 03

「海馬コーポレーションという企業は。兄の夢と理念と、それから頭脳で成り立っている。常識で考えたらとんでもないワンマン経営だ。尤も、うちは常識的な企業ではないけど」
(高校生と小学生がツートップ)
「そう。それと、利益を度外視してでも理念を追い求める姿勢と」
(海馬ランド計画と福祉事業だね)
「ああ。いや。そう思われがちだけど、海馬ランドは、あれは採算が取れてる。福祉は、まあ、これはそうかな。ともかく、方針を理解してくれる株主が多いのは有り難いね。だから理念を貫ける」
(株といえば、今年度の、海馬コーポレーションの業績はどれくらいになりそう?)
「それはまだ言えないな。インサイダーになっちゃうからね。これが上映される頃には発表するよ」
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