注意! カップリングも傾向もごった煮の無法地帯です。苦手な方はUターンどうぞ。最近はシモネタにも注意した方がよさそうです。今日、昨日、明日。起きてから寝るまでが一日です。
Calendar
<< 2024/05 >>
S M T W T F S
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
AdministrativeLink
 古代エジプト語の一人称の内、接尾代名詞と呼ばれるものは「イ」と言います。接尾代名詞と言うのは詳しく説明するとややこしいんですが、ここでは動詞文で使われる主語だと思って下さい。「私は~する」という形になる文章の主語です。
 この「イ」ですが、男も女もイと言いました。英語のIのようだと思えますが、Iよりは少し複雑でした。書く時だけバリエーションが増えるのです。例えば、普通の男性なら座っている男の絵を描いてイと読みましたが、女性の場合は座っている女性の絵が使われます。また、神様やファラオの一人称には、やや曲がった顎鬚を付けた男性と、頭巾を被りウラエウス・コブラの額飾りと真っ直ぐな顎鬚を付けた男性の絵が使われました。いずれも座った形のものです。
 動詞文の目的語になる従属代名詞(本当はもっと様々な使われ方をしますが、取り敢えず目的語の意味で考えて下さい)では、「私を」をウィと言います。古代エジプトの動詞文は 動詞+主語+目的語や副詞など (~する+私は+私を)の順に構成されるので、自分で自分に何かしようとすると、 動詞・イ・ウィ となります。例えば メリィ・イ・ウィ と書くと、メリィは愛するという意味の動詞なので、私は私を愛する、とんでもないナルシストの出来上がりです。
 個人名は主語や目的語関係無く変化させる必要が無いので、ナルシストはちょっとな、という場合には、 メリィ・イ・誰それ で、私は誰それを愛する、になります。逆に、愛されたければ メリィ・誰それ・ウィ で、誰それは私を愛する、とするといいでしょう。何に対していいでしょうなのかちょっとよく解りませんが。
 むしろ萌え的には メリィ・ファラオ・セト とでもするのが正解ですね。以上単語薀蓄でした。


 拍手有り難う御座いました! 連想ゲームや掛詞は古代エジプトにもあったらしいので、きっと同じこと考えた人もいるに違いないです。
<<  BlogTop  >>
BlogPet
突付くと喋りますが阿呆の子です。
BlognPlus


Template by Toko/A violet