注意! カップリングも傾向もごった煮の無法地帯です。苦手な方はUターンどうぞ。最近はシモネタにも注意した方がよさそうです。今日、昨日、明日。起きてから寝るまでが一日です。
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※クリスマス企画です。先に説明からご覧下さい。


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 ようよう酔っ払いのくだから開放され奥の部屋を訪れた遊星に、ジャックは飲み差しのグラスを軽く掲げた。
「あいつらはどうした?」
「ナーヴとタカは潰れた。ブリッツは潰した」
 答えて、遊星は部屋を見回した。古びたベッドの上に座るジャック以外、誰もいない。
「ラリーは」
「とっくに寝たさ。自分の部屋へ戻ってな。遊星、オレは待ち草臥れたぞ」
 ジャックが片腕を差し伸ばす。遊星は、ふらりと彼の許へ歩み寄った。
「漸く二人きりだなぁ、遊星。ここ数日お前は電球だの金属板だのに構ってばかりで、独り寝は大層に詰まらなかったのだが」
 腕を引かれ、バランスを崩しながら遊星は済まないと謝った。倒れ込んだ遊星の頭をジャックが胸元に抱える。
「よし、よし、許そう。だが謝罪が欲しいのではないぞ。分かるな?」
 ジャックの唇が遊星の耳を食み、指先が股間を撫で上げる。ぶるりと、遊星が震えた。それにジャックは恍惚とした笑みを浮かべる。
「無駄撃ちはしていなかったようだな。少し触れただけでこれとは」
「ジャックは」
「オレはしたさ。お前を想ってな。こうして――」
 遊星を開放し、片手で己の服装を乱しながら、ジャックはもう片手の指を口に含んだ。唾液に濡らし、そしてそれを背面から肛環に近付ける。
「く……あぁ、指を、うずめて」
 ぐち、と音を鳴らして指が動く。遊星は頭を抱えられていた時のように上体を傾げたまま生唾を飲み込んだ。
「尤も、指では独り寝の詰まらなさが、多少緩和される程度だったが」
「ジャ……」
「あぁ、何を呆けている? もの足りなかったと言っているのだぞ」
 早くソレを寄越せ、とジャックが足先で遊星の膨らんだ前立てを突付いた。遊星は頷きジッパーに手を掛ける。
「さぁ、この数日分全て、搾り取ってやろうではないか」
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「海馬君。海馬君、寝ちゃった?」
 どうしよう、と遊戯はどろどろになった海馬の身体を眼下に眺めた。どうしようといっても、どうしようもない。前夜の睡眠不足が祟ってか終わった瞬間に落ちた海馬が目を覚ます気配は無く、遊戯が海馬を浴室まで運ぶことは試すまでもなく不可能である。引き摺る、ならもしかしたら可能かもしれないが、肩を貸して引き摺るには身長が足りず、床を引き摺るのは高そうな絨毯にも柔そうな海馬の肌にもよろしくない。
「海馬くーん……」
 もう一度呼び掛けてみるが、やはりピクリとも動かない。
「駄目だぁ、絶対起きないよこれ。明日仕事あるんだったらどうしよう」
 それすら聞き出さない内に寝入られたのだ。遊戯は頭を抱えながら浴室に向かった。せめて表面を拭くだけでもと脱衣所で備え付けのタオルを取り、バスタブから汲み上げた湯に浸す。洗面器ごと部屋に持って戻り、寝台の足元に置いた。
 絞ったタオルでまずは海馬の顔を清める。それから首筋、肩へと降りた。
「ん……」
 鎖骨の窪みに触れると海馬が小さく身じろぐ。起きるわけではないが時々反応を返すようになった身体に、遊戯の悪戯心が騒いだ。そっと、タオル越しでなければ愛撫になるような手付きで乳暈の縁を拭く。反射なのかツンと立ち上がった乳首に遊戯は唇を寄せた。
「今起きちゃやだよ……」
 ちゅ、と小さな音だったが、静かな部屋の中では聞き逃すことも無かった。遊戯が真っ赤になって顔を上げる。彼は海馬の身体に目立って残る汚れだけを御座なりに拭くと、あわあわと浴室に駆け込んだ。
 ここに付けたらどうなるだろう? 好奇心のつもりが、赤子への授乳を連想しただなんて言えない。きっと「オレは男だ」か「母性を汚すな」のどちらかの方向性で怒るだろうし、そもそも寝ている人間にそれはどうなんだって観点から怒られるかもしれない。遊戯は逃げ込んだ浴室でシャワーを浴びながら、何を言われるだろうかと恐ろしい想像をした。
 あらぬところへ付けられたキスマークに、明日の朝海馬が気付くかは定かでない。
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「あ、ぁ、メリー、クリス、マス」
「あん? 何だよ急に」
「日付。変わ、った」
 揺さ振られながら、海馬が壁に掛かった振り子時計を指差した。装飾過多な文字盤の上で短針と長針が重なり、秒針が半回転ほど進んでいる。
「時間チェックとは余裕じゃねーの」
「余裕、だからね。そんな浅いところで焦らさないで、もっと奥までちょうだいよ」
 時計に気を取られ城之内の動きが緩慢になった隙に、海馬はそう言い切った。白い足を絡み付かせ城之内の腰を引き寄せる。
「あは、」
「あ、コラてめ、一人で善がってんじゃねーよ」
 城之内が海馬の腰を掴み直した。先よりも激しく突き上げて、海馬の余裕を打ち崩そうとする。海馬が動きに合わせて足の形を変えた。
「あ、ぅん、そう、そこ、そう」
 直腸と結腸の境まで押し広げられる感覚に、海馬は何度も「そう」と繰り返した。時折「もっと」という言葉も混じる。
「ホント貪欲だよ、てめーのココは」
 無骨な指が、出し挿れされる硬い肉茎にこすられ充血している肛環をなぞった。海馬の足が跳ね上がってシーツを蹴る。
「結構デカイ自信あったのに、やすやす根元まで飲み込みやがって」
「自信、喪、失?」
「しねーよ。お前が異常なんだ」
 はは、と海馬が擦れた愉快そうな笑いを上げる。腹が震えて、中に埋まっている城之内を蠕動が包んだ。
「異常、だ、なんて。酷いな、ぁ。ぁは、心配、しなくても、キミのは、いいよ」
 城之内の下で海馬は腰を振る。
「あぁ、凄く、いい……」
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