もしも妄想はさすがにネタが尽きた・・・他に瀬人の人生が変わる転換ポイントになりそうなできごとってありましたっけ？　何か見落としてそうな気もします。

　まぁ、それはともかくさっき録画してたＧＸの再放送を見てたんですが、アカデミアには錬金術の授業があるんですよね。私も昔錬金術の授業を受けていたので、十代君たちにちょっと親近感が湧きました。私は高校（デュエル専門学校？）の授業じゃなくて大学の科目でしたが。今も開講してるのかな錬金術・・・
　そういえば、錬金術を習ってた時に賢人の代表格としてエジプトの三度偉大なるもの（トリスメギストゥス）が登場していたような記憶があります。三度偉大なるもの、所謂ジェフウティ（トト）ですが、さすが書記たちの長と呼ばれるだけありますね！　賢人というか神様ですが。でもまぁ細かく言うと神と実在した（と信じられている）人の融合体みたいな感じなので、人といえば人かもしれません。
　このジェフウティが書いたとされる文書で有名なのが『ヘルメス文書』群や『エメラルド・タブレット』でした。ヘルメス文書（群）が（群）付きなのはアレです。ジェフウティが書いたとはされてるものの原本が残ってなくて、その写本とされるものがあちこちに散らばってる惨状だからです。というか多分原本は過去にも現在にも存在しない。エメラルド・タブレットも同様です。でももし本当に神様の書いた本が存在したのだとしたら、ウェストカー・パピルスに載ってる古代エジプト文学に登場する『ジェフウティの秘密の呪文』なんかも、ヘルメス文書には収録されてたことでしょう。ギザのピラミッドで有名なクフ王が捜し求めてたらしい呪文です。イウヌウに隠されてたとか何だとか。
　で、中世ヨーロッパの錬金術ではどっちかというとエメラルド・タブレットの方が重要なんですが、このエメラルド・タブレット、当時アトランティス人であったジェフウティ（ジェフウティは数度転生しているという説による）が書いたと主張する人もいます。ジェフウティ、ダーツとは知り合いだったかな・・・
　錬金術の奥義が書いてあるとされ、写本と主張される本によれば、重要なのは「下なるものを上のごとく、上なるものを下のごとく」しているということだとか。錬金の手順を説明するとだいたい以下のような感じです。

１．上は下に、下は上に、光は闇に、闇は光に、相反する二つを合致させ分離し、ああだこうだやってまず生命の息吹（プネウマ）を取り出します。
２．プネウマを凝固させます。凝固したプネウマが俗に賢者の石と呼ばれるものです。
３．卑金属を用意します。
４．用意された卑金属と賢者の石を反応させます。
５．卑金属が貴金属に変容している筈です。
６．今の手順を再現する準備をして、貴族なり王様なりのところへ研究費を貰いに行って下さい。

　６を見れば分かるように、錬金術師には詐欺師もいっぱいいました。手品で卑金属を貴金属に変えたり、メッキやらで見掛けを誤魔化したり。真剣に錬金術を解明しようとした人々も勿論いましたが、結局彼らの誰も、１でいう「ああだこうだやって」の部分は分からずじまいでした。そして古代の秘術でなく近代科学の基礎だけが発展した・・・。でもあれですね、人工ダイヤとか養殖真珠とか見た目は純金と変わらないのに純金でない金とか、ある意味錬金術は近代に大成したような気もします。
　でも、そういえば古代エジプトってメッキ技術も人工宝石・模造宝石作成技術もありますよね。まさに古代の叡智。ジェフウティが書いたというのは嘘でも、エメラルド・タブレットは存在したかも知れません。古代人凄い。

　とかなんとか色々書きましたが、正直錬金術の成績あんまり良くなかった覚えがあるので、まぁ話半分にしといて下さい。


＞瞳ありさサマ
　記憶を取り戻しても言えない瀬人、それ可愛過ぎですね・・・！　元に戻ったらまた嫌われて別れることになるんじゃとぐるぐるしてたらいい。今のままの方がいいのかもしれないと思い出しても思い出してない振りを続けるなんていじましい瀬人です。弾みで記憶喪失前のように接しちゃって、「しまった！」ってなってたら、私が城之内君ならその瞬間にこれまでの喧嘩全部チャラにしてお釣りが来るくらいときめきます。
　城之内君は後悔する瀬人を前に戻ったことを喜んで、瀬人とちゃんと縒りを戻せばいい・・・！　「付き合ってなかったか？」と聞かれた時に、「別れたけど」と言わなかったのがそもそもの答ですよね！

　他、拍手有り難う御座いました！　記憶喪失でちょっとずつ思い出してく過程って萌えませんか。