注意! カップリングも傾向もごった煮の無法地帯です。苦手な方はUターンどうぞ。最近はシモネタにも注意した方がよさそうです。今日、昨日、明日。起きてから寝るまでが一日です。
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 ブルーアイズの名前で四方山話。名前はゲームのフォルスバウンド設定のジブリール・イブリース・アズラエルです。
 まず三体とも天使の名前なんですが、ローマ・ギリシア系ではなくイスラム系の天使です。地域的には北アフリカ~小アジア辺りを中心に広まってった感じでしょうか。古代風に言うとアナトリアの辺りですね。
 で、天使の名前ですが、ただ名前というのではなく意味のようなものがあります。まずジブリールはローマ系では受胎告知、イスラム系ではムハンマドへの啓示を行ったとされる高位の天使ですが、直接神と人を繋ぐ役割から付けられたものか、その名前は「神の人」「神は力強い」「力強き神」という意味を持ちます。
 次にイブリースですが、これはローマ系でいうところのルシフェル(ルシファー、のちのサタン)で、名前の意味もそれらしく、絶望などの否定的要素を表す言葉です。別名(称号?)はアル・シャイターンといい、アルは英語で言うthe、シャイターンはサタンのイスラム語形です。
 最後に、アズラエルは死の天使です。が、名前の意味は「神の助くるもの」「神の救い」。しかしながらウガリト神話で有名な(ついでにエジプト神話でもセトと同一の神として知られる)バアルと同一視されたりもしています。その際の名前はバアル=ヘルモン。ヘルモン山の主神です。
 で、面白いのはこれら三体の名前が全て古代エジプトのセト神に関係あるってことでしょうか。関係あるといっても、最初に書いた通り四方山話の域なんですが。でも意識して付けられた名前なんじゃないかな・・・とか思ってみたり。
 「ジブリール=力強き神」ですが、力強き神というのは古代エジプトにおけるセトの称号です。ラァの船の守護者としてそう呼ばれることが多かった模様。他にも、ホルス(ホル)との戦いの場で自分は力強き神であると自称したりもしてます。
 イブリースについては、そもそも絶望などがセト神の管轄なわけですが、シャイターン(=サタン)の方でも関係があると 一 説 に は 言われたりもします。一説にはを強調なのは、結構信憑性が低いというかマイナーというか、正統派じゃない説だからです。でもまぁ言われたりもします。どういう説かというと、サタンは二単語に分解できる言葉であるというもので、古代エジプト語に基づき分解するとセト=アン、セトの犬(セトの眷属)になるという説です。キリスト教(当然神を同じくするイスラム教も)はエジプト神話の影響を受けてる部分が多々あるため、聖母子像のモデルがイシス(アセト)とホルスなように、サタンも元来セトの眷属の一人だったのを借用してきたんじゃないかというわけです。
 アズラエルの別称「バアル=ヘルモン」は、説明するまでも無くまんまセトのことです。元々は違う神でしたが、ヒクソスとエジプトが戦ったり支配したり追い出したりしてる内に一緒でいいじゃんねということになっていました。古代人アバウトです。うちのこの神と隣国のあの神なんか似てる→あの神はうちの神の異国での姿だったんだよ! って感じです。またバアルと同一のセトは特に戦いの神の側面が強調されるものでしたが、王権への反逆の神であるにもかかわらず、戦いの場においては王を助けるものとされていました。

 こんな具合に、ブルーアイズの名前はちょっと面白いことになってます。四方山とはいえセトに関係あるのって、やっぱり名前付けた人が考えたんでしょうか。


>長浜ナツ彦サマ
 先日は大人モク瀬人同盟に登録有り難う御座いました! 紳士という名の変態、楽しみにしています・・・! 言ってみた甲斐がありましたv
 そして見ての通り私も変態なので全く問題なく大丈夫です。ストーカー上等の心意気で、これからも宜しくお願いしますね!

 他、拍手有り難う御座いました! 現代日本語訳のそういえばあんまり見ないなぁと思ってやってみたんですが無理でした。大人しくオリエント集でも読んどきます。
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突付くと喋りますが阿呆の子です。
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