昨日の日記で座敷童子瀬人の話を書きながら、他にも萌える「人ならぬもの」がいないか考えてみました。で、九十九神とかどうかなと思いました。とあるフリーマーケットで中古の土鍋を買ったその日から始まる瀬人との生活。買った鍋、実は九十九年ものでした。みたいな。
　この瀬人も最初は見えないのがいいです。最初は、というか普段は人型にならない設定で。百鬼夜行の時にだけ人型になって歩き回ります。常態は土鍋。
　九十九神なので、大事に使ってるといいことが、雑に使ってると悪いことが起きるんですが、ここでやはり規格外なことするのが瀬人だと思います。たとえ鍋でも。鍋なので、大事に使われてると料理した時にこそっと一品投入してくれたりとか。ただの水炊きが蟹鍋に！　とか、そんな感じで。逆に洗い場に放置とかしてたあとに使うと、瀬人が怒ってるので絶対料理失敗します。
　で、当然ただの水炊きが蟹鍋になれば誰でも気付きます。そういうことが繰り返し行われるので、鍋の持ち主もこの鍋なんかおかしいなとなってきます。そしておかしいな・・・と思ってた矢先に百鬼夜行目撃ですね！
　百鬼夜行を目撃して、最初は夢だと思うものの、よく見ればその中に自分の土鍋と同じ模様の着物を着た瀬人がいるわけです。あ、うちの土鍋だ、と逡巡も無く思ってしまって、夢じゃないと判明です。しかしその場では話し掛けられず、ここからもう一度人型になってるところを見たい、話し掛けたいと、悶々とする日々が始まるわけです。鍋に話しかけてみたりとか。
　百鬼夜行はだいたい月一のペースで行われるのですが、一ヶ月そうして悶々としていた持ち主のところに、次の百鬼夜行の日には列に加わらず瀬人が会いに来てくれたらいいと思います。そしてまぁそういうことになって、それからは百鬼夜行の時じゃなくても夜中とかにちょこちょこ人型になってくれたらいい。夜中なのはアレです、幾ら規格外な瀬人とはいえ妖怪なので、妖力が高まってる時じゃないと人型になるなんて疲れることはできませんとかそういう理由です。夜中で、かつ、月が出ている晩とか、そういう時が瀬人（鍋）の活動時間帯。会いたい時に限って曇り模様とかありがちですね！


＞時間が時間だけに、座敷童の～の方
　ラストの所為でなんかホラーですよね。でも大丈夫ですよ！　多分！　座敷童子なので、いたとしてもそんな悪さはしない・・・筈です。
　気付かれなくても全く構わない瀬人、健気に尽くしてると考えると萌えですよね。自分がいいことをしたことに満足する自己完結型なだけのような気もしますが、健気と自己完結半々くらいが瀬人っぽいです。見えてないところでこまこま動き回ってる瀬人を想像するとなんか可愛いですよねｖ

　他、拍手有り難う御座いました！　ちょっとホラーですが私もあんな座敷童子に家にいて欲しいです。