注意! カップリングも傾向もごった煮の無法地帯です。苦手な方はUターンどうぞ。最近はシモネタにも注意した方がよさそうです。今日、昨日、明日。起きてから寝るまでが一日です。
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 ギリシャ神話の話題が続きますが、ギリシャの冥界といえば「決して振り返ってはならない」って約束のやつも印象的です。死んだ奥さんを取り戻すために知恵を絞って冥界に(帰り道を確保して)行った男の話。
 奥さんを生き返らせてほしいとハデスに訴え、まぁ色々あって認められ、「解った二人で地上に戻ることを許そう、お前が帰る後ろをお前の妻は歩くだろう。ただし冥界を抜けるまで決して後ろを振り返ってはならない」という約束をして男は冥界の道を地上に向かって帰るのですが、帰り道で奥さんに話し掛けても返事が無く、気配はするもののもしや妻でなく冥界の化けものが付いてきているだけではないのかと、振り返ってはならない理由を考えて不安になり、冥界を出る直前、とうとう我慢できなくなって振り返ってしまうのです。
 振り返った瞬間に奥さんは冥界の奥に引き寄せられるようにして消えてしまいます。ハデスは約束通り奥さんに男の後ろを歩かせていました。
 ならなんで振り返ってはならなかったのかですが、その時男が見たものは、奥さんではありましたが、一度死んで冥界ヘ行ったものの姿です。端的に言うと蛆の湧いた腐乱死体だったわけですね。地上に出るまで振り返ってはならないということは生き返りさえすれば死ぬ前の状態に戻れたんでしょうか。違ったらホラーです。
 しかし冥界に行ったものが戻ってきたらについては、エジプトのザウのイシス神殿に答えらしきものがあります(※末期の古代エジプトとギリシャは文化的にも宗教的にも影響しあってます)。イシスはオシリスを復活させる際に一度冥界へ行っているのですが、その彼女の地上の神殿にこう書いてあるわけです。我が面布を掲ぐるものは語るべからざるものを見るべし。
 この言葉は真実を知るには覚悟せよ的な意味を表しているとされるんですが、まぁ隠してる顔を見るのに覚悟が必要っていうのはそういうことですね。
 
 
 拍手有難う御座いました! ゼウスのろくでもなさ、二次元的には嫌いじゃないな・・・!
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