注意! カップリングも傾向もごった煮の無法地帯です。苦手な方はUターンどうぞ。最近はシモネタにも注意した方がよさそうです。今日、昨日、明日。起きてから寝るまでが一日です。
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 ファンタジカル妄想、ラストバトル終了から! どうにかこうにかセト&大魔神を倒しました。倒したといっても正確には弱らせただけですが。セトからロッドを奪い、七つ揃った千年アイテムで闇の大魔神を封印です。やったやったと喜んでいる遊戯たちの後ろで、倒れていたセトが呟きました。冥界の扉が閉まってしまう。
 王宮が急速に朽ちていきます。正しい時の流れが戻ってきたのです。崩れる壁や天井に驚いて王の間を飛び出そうとした遊戯たちに、セトが最後の言葉を投げ掛けます。
「私はいかなる結末を迎えようと不敗にして不死。そうである限り、私は必ずまた同じことをなすだろう。私は不敗にして不死。永久に、天空と地上のみを知るものである」
 王の間の天井が落ちました。遊戯たちは慌てて王宮の外へ走り出します。そして外へ出たところで、誰かが聞きました。さっきセトが最後に言ってたのはどういう意味なんだ?
「残念だが、オレにそれを説明する時間は無いぜ。冥界の扉が閉まるって言ってただろ。冥界の王は大人しく扉の向こうに還るさ」
 アテムも正しい時の流れの中に還らないといけないわけです。よく見れば身体が薄っすら透けてきてます。
「じゃあな、皆。二度目で今更という気もするが、さよならだ」
 二度目だろうと悲しいものは悲しい。杏子辺りがもしかしてまた逢えるということは無いのと聞きましたが、「多分。それに、無いべきだな」というなんとも乙女心を理解しやがらない返答でした。それが事実でも、もうちょっとこう、言い様というものが。
 そしていよいよ身体の透けようも激しくなってきた時、そういえば、とアテムが瀬人の方を向きました。
「前の時、お前とは別れの挨拶をしなかったな。今するか。さよならだ、海馬」
 まぁ、無視がデフォルトです。
「お前もさよならって言えよ。じゃあな、でも、さらば、でも、アデュー、でもいいぜ。・・・言えよ、おい。言えって」
 結局そのままアテムは冥界に還ってしまいました。完全に時間軸が戻ったということだったのか、崩壊した王宮の瓦礫もいつの間にやら見えなくなり、そして何より、世界が元に戻っていました。塔はビルに戻り、地面はアスファルトに覆われ、ナイル川に浮かんでいた葦舟はモーターボートになっています。人々だけ冒険者のような格好のままで、それはもう物凄い違和感です。ふと思い付いて遊戯がデッキを取り出してみると、まだ回収していなかった筈のモンスターも、全てカードの中に納まっていました。獏良君が杖を振って「あれー? 使えなくなってるー」と残念そうな声を上げます。「ところでこれ、ボクたちどうやって日本やアメリカまで戻るんだろう」と、ネガティブかつ現実的な発言は御伽ちゃんです。
 現実的問題は、世界が元に戻ったことで察したイシズさんたちが迎えに来てくれてなんとかなりました。喧々囂々騒ぎながら、まぁ、中には空騒ぎな部分もあるのですが、皆日常に帰っていきます。このあとは異変の間のゲーム的にいうところの感情値の増減によって様々な展開の可能性があるかと思いますが、一先ずファンタジカル妄想はここで一旦終了としましょう。あとは脳内補完でどうぞ。誰と誰の感情値がどんなことになったのか、答はプレイヤーの数だけ。じゃなかった、この妄想シリーズを読んだ人の数だけ。マルチエンディングなのです。


>祐文サマ
 撲☆殺☆王は本当に言い得て妙ですよねー。私も最初に撲☆殺☆王って書かれたコメント貰った時はツボに嵌り過ぎて爆笑しました。久し振りのウアス杖で腕がなるぜ! なアテムでしたー。
 結末、衝撃の結末になったでしょうか。衝撃の結末になるか普通の結末になるかは千年アイテムの存在の仕方やアテムやセト神の科白をどう取るかしだいなのかなーと思います。衝撃にせよそうでないにせよ楽しんでもらえると嬉しいですv

 他、拍手有り難う御座いました! ファンタジカル妄想、取り敢えず完結です。
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