注意! カップリングも傾向もごった煮の無法地帯です。苦手な方はUターンどうぞ。最近はシモネタにも注意した方がよさそうです。今日、昨日、明日。起きてから寝るまでが一日です。
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 第二ラウンドを終えて、前戯が無かった代わりに後戯をしっかりと思ったらそこでまたもう一盛り上がりしてしまい、第三ラウンドが一区切り付いたのは日付も変わる直前だった。今度こそちゃんと後戯になるように、やらしくない程度の接触で抱き締めたりキスしたりを繰り返す。
「あのさ、今日のさ」
 嬉しかったと伝えると、腕の中でうとうとしていた塊がゆるりと目を開けた。
「お前は、高価なものだと受け取らないから。だから、ものではなく、状況をと」
「うん。なぁ、あのな、来る度とは言わないからさ、お前が暇でオレの帰りが遅い時とかに、またなんか作ってくんねぇ?」
 時々でいいんだ。だって毎回毎回来る度になんてされたらきっと心臓が持たないし、オレが作ったモンを海馬が食べてるって図も結構好きだしさ。
「偶に、ならな。誕生日にされた願いくらい、聞いてやらんことも無い」
 海馬はそう言って笑うと再び目を閉じた。寝ちゃうのかと聞くと、疲れたと返答が戻ってくる。そりゃまあ三ラウンドだったしな。
「あぁ、そういえば、口では、言ってなかったな……」
「え?」
「誕生日、お、め、で……」
 最後の方は不明瞭過ぎて聞き取れなかった。会話しながら寝んなよなぁ。
 もうすぐ誕生日の一日も終わる。海馬を抱え直して寝やすい位置を探りながら、オレもそっと目を閉じた。
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突付くと喋りますが阿呆の子です。
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