注意! カップリングも傾向もごった煮の無法地帯です。苦手な方はUターンどうぞ。最近はシモネタにも注意した方がよさそうです。今日、昨日、明日。起きてから寝るまでが一日です。
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 昨日の話の舞台にもした冥界についてちょろり。冥界って、結構広いのですが、大まかに分けると、三つのエリアからできています。先ずは冥界に行った人たちの生活圏である地平、次に神様がいたり冥界に行った人の中でも特に霊として力を付けた人(遊戯王的に言うならヘカの強い人とかそんな辺り)のみが訪れることのできる天、悪鬼やら悪鬼に惑わされた人の堕ちる底、の三つです。
 よく言うイアル野というのはこの中で地平に当たり、ヘテプの野とか満足の野とか呼ばれているのは天の一階層目です。天は二階層仕立てで、上の層は神様たちのエリアですが、人も時々そこに呼び出されたりします。人間世界で言うところの公的機関がここにあるという感じでしょうか。解りやすい例だと、死んで一発目の冥界裁判というのはこの神様居住区でやります。
 冥界裁判で勝利すると、じゃあ貴方今日からイアル野に住んでいいよ、ということになります。そこで地平に戻って家を建てたり土地を耕したりするわけですが、イアル野も広いわけです。イアル野は複数の野(アヘト)に区分けされていて、それぞれがちょっとした都市国家か力のある州のような様相になっています。区は恐らく十四か十五に分かれているとされ、数が曖昧なのは、一つの区は実在してるのか冥界の住人たちの間でも論議になっている伝説の区だからです。
 確実にあるとされるのが、二重の山のアヘト、菓子と麦酒のアヘト、火の額のアヘト、谷間のアヘト、焔の河のアヘト、アセトのアヘト、カフの額のアヘト、天を担ぐアヘト、逆路のアヘト、湖のアヘト、麦酒のアヘト、ゲブのアヘト、屠殺のアヘト、水の額のアヘトの十四で、不確実な十五番目の区は、東部の小アヘトと呼ばれ、一説に依ればこれは水の額のアヘトと同じ土地を指しています。だから十四か十五。
 一番一般的な区は二重の山のアヘトで、ここは結構広く、人口も多いところです。イアル野の中央~ちょい東寄りに存在します。昨日の話でヘカの家が建ってたのは多分ここだ。
 逆に狭いところは東部の小アヘトです。ここは、存在するとしても、花の湖と呼ばれる湖がその土地の殆どだと言われています。イメージとしては、水の額のアヘトの中に湖があって、その湖は実は伝説の花の湖で、その部分だけを別のアヘトと呼んでいる(かもしれない)、みたいな。花の湖は物凄く綺麗な湖で、その畔の果樹は他のどこで取れるものよりも美味だそうです。桃源郷の仙桃みたいな感じ。
 個々のアヘトの紹介はまたその内。地平はこのように十四か十五に分かれています。
 天と地平がなんとなく解ったら、次は底の話です。底は悪鬼の国ですが、悪鬼もバラバラに纏まり無く暮らしているかといえばそうでもなく、だいたい三つの勢力に分かれて暮らしています。それぞれの勢力の頭はセト、スチ、セバウ。なんか聞いたことのある気がする名前が出てますが気のせいではありません。セトはあのセトだ。
 まぁちょっと冥界におけるセトの位置付けは非常に難しいのですが(ラァの護衛をしてるかと思えば悪鬼の王をしていたり)、そこは古代エジプト的な辻褄無視路線だと思って下さい。無理矢理辻褄を合わせるなら、セトは悪鬼の王だけど悪鬼ではなく、むしろ悪鬼を底の国に閉じ込める役割を持っているようなので、ホルスに負けて地上の王位を、オシリスに冥界のうち天と地平の王位を取られて、渋々底の国の監督官をやってると言えるのかもしれません。ギリシャ神話のハデスのポジション。
 底の国の勢力は三つに分かれていると書きましたが、それら三つの勢力の主な拠点は墓の谷、西方の入り江、東方の断頭台、と呼ばれる土地です。墓の谷はセトの悪鬼閉じ込め所みたいなものですが、まぁ脱走者やら、人を襲いにくる悪鬼の多くはここからやってきます。西方の入り江はスチというよく解らない悪鬼(と思しき)ものが、東方の断頭台はセバウという蛇の悪鬼が棲家にしているようです。
 以上、簡単に冥界の紹介でしたー。冥界って結構広いんだぜ。


 拍手有り難う御座いました! 話の舞台はこんなところでした。
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