注意! カップリングも傾向もごった煮の無法地帯です。苦手な方はUターンどうぞ。最近はシモネタにも注意した方がよさそうです。今日、昨日、明日。起きてから寝るまでが一日です。
そういやここの引き出し何入れてたんだっけ・・・と開けてみたら文と絵が入ってました。最も初期の頃の。見なかったことにしたいですよね、こういうの発見した瞬間って。
でもここまであんまりだといっそ公開羞恥プレイをしてみたくなる不思議! 以下ジャンルバレ防止のため名前を記号に変えつつ大昔の超短編をお送りいたします。
+++
如何して今まで気付かなかったのか、不思議なくらいだと思う。其処に有る愛の含有量は、とてつもなく大きいのに。
街へ行くついでに、魔物狩りに行こう。云い出したのは、珍しく脇役A。
いいね、行こう行こう。賛同したのは暇を持て余していた俺と攻めと受け。
行ったのは、手近に在ったまだ緑の残る街と森。
「っと、此れで・・・」
「7体目だ」
「そう、7体目っ」
カウントを取っていた受けが、新たに倒した魔物を見て嬉々とした声をあげた。
傍らに立っている攻めは、次に備えて回復の呪文を詠唱し始めている。
其の様子に眼もくれず、反対側では脇役Aが魔物の気配を覗っていた。
カサ、と、背後で音がして、皆が一斉に振り向いて、戦闘の体勢をとった。
ふと見ると、隣にいた筈の受けがいない。気が付けばもう既に、魔物達から剥ぎ取った物品を肩から提げた袋に入れている。
何時もの事ながら素早い。少し遅れて俺も技の構えをとった。
「先ずは、オマエからだっ」
一番手前の魔物に掴み掛かるようにして蹴りを入れる。続いて隣へと(脇役Aの武器)が飛び、奥の魔物は剣の優美な軌道が払い去った。
「楽勝、楽勝っ、此れで、えーっと・・・?」
「10体目だ、10体目。其れより油断するんじゃない、まだ魔物は消滅してないからな」
分かってるよ、と、返事をした受けに、消滅寸前の魔物が反応したらしい。
「危なっ・・・」
跳びかかってきた魔物から、咄嗟に庇おうとした俺を押し退けて、攻めが魔物に剣を向けた。
ごく自然に、さも当たり前の様に。
「だから油断するなと云っただろう」
「・・・悪い」
「謝らなくて良いから気を付けろ」
んー、と、咄嗟に掴んだんだろう、攻めのマントの裾を握り締めたままの受けが返事を返した。
「心配する?」
する訳無いだろ、と、何時もの様に云うだろうと思っていた。
けれど、答は意外で。
「もの凄く」
攻めでもそんな事を云うのかと、感心した。
其れと同時に、安堵した様に笑った受けに、何かに気付かされたような気になる。
ふと、横を見ると脇役Aが其れを見て笑っていた。
ああ、やっぱりそうなのかな。
知らなかったのは俺だけなのかな。
俺は鈍いんだろうか。其処にはあんなにも倖せが溢れているのに。
空を見上げると、もう日が落ちて来ている。
暗くならない間に艇へ戻ろう、と、誰かが声をあげた。
そうだな、と、云って先に歩き出して行ってしまった攻め達の後を追い駆ける。
段差のある後ろ姿に、待ってくれ、と云って、ゆっくりと走って行った。
森を抜ければ、直ぐ其処に艇は泊めてあった。
甲板にいた少女B達が、此方に気付いたのか手を振って走り寄って来る。
前を見ると、攻め達も手を振り返していた。何時の間にか艇から出て来た少女Bに跳び付かれて、バランスを崩した攻めを受けが笑っている。
倖せな光景だと思う。
如何して今まで気付かなかったのか、不思議なくらいだと思う。俺は、今までこの倖せな光景を無視していたんだろうか。
倖せは確かに其処に有った。
気が付かないくらい、其れは日常的な、何時もの光景だった。
見過ごしてしまうくらいに当たり前な、倖せの光景が其処に有った。
毎日が、倖せだと思う。
+++
講評。全体的に難しい漢字を使いたい病に掛かっていた痕跡が見られます。そして改行し過ぎです。他にも色々駄目駄目です。
まぁ、人間進歩するものだなぁと思いました。自分で言うのも何ですが、これがあまりにも酷くて今のが凄く巧いような錯覚さえ覚えます。数年後が怖い。数年後このサイトの文章引っ張り出して同じこと言ってたらどうしよう。
しかし本当に恐ろしいのは今回発掘した中でこれが一番マシな出来のものだったということと、これが本の中の一編だということです。本かぁ・・・世界のどこかにまだ残ってたりしたら・・・うわああああ
拍手有り難う御座いました! モエネルギーを充填しました!
でもここまであんまりだといっそ公開羞恥プレイをしてみたくなる不思議! 以下ジャンルバレ防止のため名前を記号に変えつつ大昔の超短編をお送りいたします。
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如何して今まで気付かなかったのか、不思議なくらいだと思う。其処に有る愛の含有量は、とてつもなく大きいのに。
街へ行くついでに、魔物狩りに行こう。云い出したのは、珍しく脇役A。
いいね、行こう行こう。賛同したのは暇を持て余していた俺と攻めと受け。
行ったのは、手近に在ったまだ緑の残る街と森。
「っと、此れで・・・」
「7体目だ」
「そう、7体目っ」
カウントを取っていた受けが、新たに倒した魔物を見て嬉々とした声をあげた。
傍らに立っている攻めは、次に備えて回復の呪文を詠唱し始めている。
其の様子に眼もくれず、反対側では脇役Aが魔物の気配を覗っていた。
カサ、と、背後で音がして、皆が一斉に振り向いて、戦闘の体勢をとった。
ふと見ると、隣にいた筈の受けがいない。気が付けばもう既に、魔物達から剥ぎ取った物品を肩から提げた袋に入れている。
何時もの事ながら素早い。少し遅れて俺も技の構えをとった。
「先ずは、オマエからだっ」
一番手前の魔物に掴み掛かるようにして蹴りを入れる。続いて隣へと(脇役Aの武器)が飛び、奥の魔物は剣の優美な軌道が払い去った。
「楽勝、楽勝っ、此れで、えーっと・・・?」
「10体目だ、10体目。其れより油断するんじゃない、まだ魔物は消滅してないからな」
分かってるよ、と、返事をした受けに、消滅寸前の魔物が反応したらしい。
「危なっ・・・」
跳びかかってきた魔物から、咄嗟に庇おうとした俺を押し退けて、攻めが魔物に剣を向けた。
ごく自然に、さも当たり前の様に。
「だから油断するなと云っただろう」
「・・・悪い」
「謝らなくて良いから気を付けろ」
んー、と、咄嗟に掴んだんだろう、攻めのマントの裾を握り締めたままの受けが返事を返した。
「心配する?」
する訳無いだろ、と、何時もの様に云うだろうと思っていた。
けれど、答は意外で。
「もの凄く」
攻めでもそんな事を云うのかと、感心した。
其れと同時に、安堵した様に笑った受けに、何かに気付かされたような気になる。
ふと、横を見ると脇役Aが其れを見て笑っていた。
ああ、やっぱりそうなのかな。
知らなかったのは俺だけなのかな。
俺は鈍いんだろうか。其処にはあんなにも倖せが溢れているのに。
空を見上げると、もう日が落ちて来ている。
暗くならない間に艇へ戻ろう、と、誰かが声をあげた。
そうだな、と、云って先に歩き出して行ってしまった攻め達の後を追い駆ける。
段差のある後ろ姿に、待ってくれ、と云って、ゆっくりと走って行った。
森を抜ければ、直ぐ其処に艇は泊めてあった。
甲板にいた少女B達が、此方に気付いたのか手を振って走り寄って来る。
前を見ると、攻め達も手を振り返していた。何時の間にか艇から出て来た少女Bに跳び付かれて、バランスを崩した攻めを受けが笑っている。
倖せな光景だと思う。
如何して今まで気付かなかったのか、不思議なくらいだと思う。俺は、今までこの倖せな光景を無視していたんだろうか。
倖せは確かに其処に有った。
気が付かないくらい、其れは日常的な、何時もの光景だった。
見過ごしてしまうくらいに当たり前な、倖せの光景が其処に有った。
毎日が、倖せだと思う。
+++
講評。全体的に難しい漢字を使いたい病に掛かっていた痕跡が見られます。そして改行し過ぎです。他にも色々駄目駄目です。
まぁ、人間進歩するものだなぁと思いました。自分で言うのも何ですが、これがあまりにも酷くて今のが凄く巧いような錯覚さえ覚えます。数年後が怖い。数年後このサイトの文章引っ張り出して同じこと言ってたらどうしよう。
しかし本当に恐ろしいのは今回発掘した中でこれが一番マシな出来のものだったということと、これが本の中の一編だということです。本かぁ・・・世界のどこかにまだ残ってたりしたら・・・うわああああ
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