心理の福音ネタ引っ張ります。昨日の庶民料理ネタも。
　心理の福音、瀬人の嫌いなものはおでんです。おでん。また庶民派な料理が出て来たものです。好物との差にあらぬ妄想が湧き起こりますよね！　好物が今の生活状況を反映してるのに対して、おでんの浮きっぷりは異常です。たとえば好物カレーで嫌いなものおでんだったなら、あぁ昔からそうなんだなと思うわけですが、好物牛フィレ以下略で嫌いなものスズキのポワレとかだったなら、あぁ海馬になってからの話なんだなとなるわけですが、何故に好物牛以下略で嫌いなものおでんなのか。取り合わせが不思議です。
　で、色んな考え方があると思うんですが、私の押したい案は三つです。

・幼少時から激しくおでんが嫌いで、海馬になって食べる機会が無くなってからも忘れられないほど嫌い。
・海馬になる頃に前後して（両親とか施設絡みで）、何らかのトラウマになっている。
・大勢で一つの鍋を突付く行為が嫌い。他の鍋物は一人鍋で出てくることも（料亭なんかでは）多いが、そうでないおでんは特に嫌い。

　一つ目は、練りものが駄目とかだったら可愛いなと思います。密かにかまぼことかも駄目。だから、大根・人参・蒟蒻・卵・餅巾着辺りなら食べられるとか。このパターンだと、昨日言ってた城之内君がおでん出して喧嘩の話も、じゃあまあ練りもの以外食べたら、ってことで落ち着きます。（貧乏だから）二個しか入れなかった卵と餅巾着を、二つとも瀬人に譲ってくれる城之内君です。でも結局瀬人が遠慮して、一個ずつ城之内君の器に返すラブラブルート。
　二つ目は、実家か施設での最後の晩餐がおでんだった的な・・・理屈でなく本格的に駄目なパターンで。見るのも駄目。食卓に乗ってるのがもう耐えられない。そのレベルです。しょうがないからおでんはしまって前日の残りものとかでお茶を濁しました。
　三つ目は、これが一番大喧嘩ルートですよね。付き合ってる相手に一緒の鍋突付きたくないって言われたらキレていい。しかし、んな他人行儀なと怒る城之内君と所詮自分以外は皆他人だと主張する瀬人はどこまで行っても平行線なので、予め取り分けるか、具を取るのには絶対におたまを使い決して箸を鍋の中に入れない、のどちらかで譲歩を見るべきです。前者は城之内君が、後者は瀬人が折れる感じで。
　どのルートも美味しいと思うんですが、合わせ技もいいなと思います。元々あんまり好きじゃなかったところにトラウマが植え付けられ、しかも性格が曲がったため一つの鍋を大勢で突付くなんて冗談ではないと思うようにもなったとか。完膚なきまでに嫌われてます、おでん。おでん美味しいのに・・・


＞スーツのままスーパーへ赴き、～の方
　まさにその瞬間・・・の果てしない気まずさ！　お互い固まるしかないですねー。なんて間の悪い城之内君父・・・！　エプロン姿で小皿を持ったまま固まる瀬人が見れた点では実にタイミングがよく羨ましい気もしますが。
　昔を懐かしみつつ割とうきうき買いものしてうきうき料理してたところへの父帰宅ならなお萌えです。うきうきしてたの見られた（見ちゃった）のは気まずさ倍増ですよね。そして二人が固まり続けるところに城之内君が帰宅したら更にいい・・・！

＞瞳ありさサマ
　舌火傷して嫌いになったとかも可愛いですよね！　城之内君は毒見のごとく冷めたの確認してから器を渡してあげればいいと思います。
　他の皆がジャンクフードばかり上げてる中での家庭料理は確かに意味深です。二人とも家庭がアレなので、家庭にまつわるあれこれに夢見てるとかだったりするのかと考えてみたりしました。
　瀬人の料理は、親戚冷たかったみたいなので、父出張時や帰宅遅延時他にする人がいない→仕方ないから自分で作る、を何度かやってる内にそこそこできるようになったというのを想像です。城之内君も、する人いなくなった→仕方ないから自分で作る、のパターンかと。二人とも、人が作った家庭料理にはじんと来るタイプですよねきっと。

　他、拍手有り難う御座いました！　家庭料理にしんみりする二人もいいですよね。