注意! カップリングも傾向もごった煮の無法地帯です。苦手な方はUターンどうぞ。最近はシモネタにも注意した方がよさそうです。今日、昨日、明日。起きてから寝るまでが一日です。
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※クリスマス企画です。先に説明からご覧下さい。


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「ん……あぁ、もう朝か……」
 目覚ましを止め、海馬は寝台の上で大きく伸びをした。天蓋の外へ出、窓から差し込む光を浴びていると、見計らったように執事が部屋へやってくる。
「お目覚めで御座いますか、瀬人様。今日はよくお眠りになられたようで」
「うん。顔洗ってくるから、ちょっと待ってて」
 ぬるま湯で面を洗い鏡を見れば、普段は色素が沈着したかと思われるほどに濃い目の下の隈も、心なしか薄らいでいる。機嫌良く一通りの手入れを終え、海馬は執事の待つ部屋へ戻った。
「お出掛けには赤いコートでお行きになられると仰せでしたが、内側はこちらの服でよろしゅう御座いますか」
 執事が広げた白いカラー・タキシードに、海馬はうんと頷いた。タイは、黒のリボンタイである。
「それにあのコート着ると、ちょっとサンタっぽいね」
「然様で」
 執事の手が海馬のパジャマのボタンに掛かった。彼は慣れた様子で主人の服を着せ替えていく。同じく慣れた様子で世話を焼かれながら、海馬は今日の予定を思いやった。
「約束、ボク何時だって言ったっけ?」
「十時で御座いますよ。道が混んだとしても、九時半に出れば十分かと」
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