注意! カップリングも傾向もごった煮の無法地帯です。苦手な方はUターンどうぞ。最近はシモネタにも注意した方がよさそうです。今日、昨日、明日。起きてから寝るまでが一日です。
Calendar
<< 2025/03 >>
S M T W T F S
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31      
AdministrativeLink
※クリスマス企画です。先に説明からご覧下さい。


+++


 ナーヴたちを送り出したジャックとラリーは、キッチンの片付けを終えると、煤けたソファに座って寛ぎ出した。遊星はまだ起きてこないが、腹でも減れば勝手に目を覚ますだろうとジャックは放置を決め込んでいる。
「ねぇ、ジャックは今日デュエルしに行かないの?」
「昨日大分稼いだからな。あぁ、そうか、まだ見せていなかったか」
 何を、とラリーが聞く前に、ジャックは立ち上がって遊星作の小型冷蔵庫を開けに行った。袋に入れて一纏めにしてあった昨日の戦利品を取り出し、もう一つ冷蔵庫の横に置いていた袋も取ってソファに戻る。がたついた珈琲テーブルの上に袋の中身が空けられると、ラリーはきらきらと目を輝かせた。
「凄い! 凄いよ、おっきい肉だぁ! それにお菓子、あ、果物缶詰も!」
「凄いだろう」
「これ、全部食べていいの? もう一回闇市に流すんじゃなくて?」
「食べていいんだ。クリスマスくらい豪勢にいくぞ!」
 ラリーが飛び跳ねて喜ぶ。少し落ち着けと言いつつ、ジャックは机の上の食材から幾つかを選り分けて、ラリーの前に提示した。
「さて、ラリーよ。ここに大量の砂糖、薄力粉、バターがある。冷蔵庫の中には卵も入っていたな。それで、何が作れると思う?」
 少し間が空いて、それからラリーの顔が興奮に上気した。
「ケーキ!」
<< Future  BlogTop  Past >>
BlogPet
突付くと喋りますが阿呆の子です。
BlognPlus


Template by Toko/A violet