注意! カップリングも傾向もごった煮の無法地帯です。苦手な方はUターンどうぞ。最近はシモネタにも注意した方がよさそうです。今日、昨日、明日。起きてから寝るまでが一日です。
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※クリスマス企画です。先に説明からご覧下さい。


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「遊星、起きてこないね」
「まぁ、まだ昼だからな。朝まで起きていたとすればこんなものだろう」
 おまけに三徹だったのだから、とは続けなかった。遊星が三徹で作っていた針葉樹の模型は、多分クリスマスツリーで、ラリーを始めとするアジトの仲間たちへのプレゼントだろう。ジャックは付き合いが長い分徹夜だのなんだのに気付いたところで遠慮無いが、他の皆はそう厚かましくなれまい。製作背景など聞いて受け取ることを素直に喜べなくなっては、誰の得にもならないのだ。
「ジャック、遊星にあの食料見せた?」
「いや。食品屋と賭けデュエルをしたという話はしたが、まさかここまでとは思っていまい」
「じゃあきっと驚くね! 起きたらさ、ビックリするよ遊星」
 スパゲッティに入った海老をフォークで突付きながら、ラリーが悪戯っぽく笑った。食材は夜のためのものだったが、余りそうな一部は、既にこの昼食へ使われている。
「楽しみだなぁ。オレ、ケーキって食べたこと無いんだ」
「遊星が起きる前に作ってしまうか。クリームが余ればパンに付けておやつにできるぞ」
「他の皆には内緒で?」
 遊星は途中で起きてくるかもしれないが、ナーヴやブリッツ、タカは当分帰ってこない。そうだな、とジャックが頷き、二人は顔を見合わせて企みに満ちた悪い顔をした。
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