注意! カップリングも傾向もごった煮の無法地帯です。苦手な方はUターンどうぞ。最近はシモネタにも注意した方がよさそうです。今日、昨日、明日。起きてから寝るまでが一日です。
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※クリスマス企画です。先に説明からご覧下さい。


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「クロウのところに行ってきたのか」
 夕飯の席で、雑談からジャックが日中の話をした。どうにもあまりそうな分を、クロウのところとマーサのところへ、分担して分けに行ったという話だ。
「けど、クロウのとこってアレだろ、ブリッジの近くだろ。あの辺ギャングが出るらしいじゃん。よくそんなとこ一人で行くよな」
 ナーヴの科白に、ジャックは首を傾げた。確かにあの辺りは物騒だが、それはサテライトならどこもそうだというレベルで、正直この辺と大差無いのではないだろうか。それに、クロウもここは割りと住みやすいとしか言っていなかった。ギャングが出るなら一言くらい注意があってもしかるべきだ。
「今日行った感じでは、特に物騒ということも無かったぞ? どこで聞いた話だ」
「どこって、あっちのエリアから来てる奴らがさー。工場の奴らだよ」
「クロウは何も言っていなかったが……」
「あれ? おかしいなー。ギャングが縄張りにしてて怖いって」
 お前らも聞いたよな、との問い掛けに、ブリッツとタカも頷く。ジャックはますます首を傾げた。
「というか、そのギャング、クロウのことじゃないのか」
 ぼそりと遊星が呟く。あ、と四人の声が揃った。
「でもってちょくちょく尋ねてく遊星とジャックのことだな」
「だろうな」
 そのエリアでは暴れたことのないジャックが不満そうに唇を曲げる。まあまあ、とブリッツが彼を執り成した。
「オレらは慣れてるけどさ、普通大人しく再生工場に通ってるだけの奴には、賭けデュエルだとか闇市商売だとかって聞くだけでも、ちょっと怖いモンなんだって」
 慣れりゃ、こうやっていいモン食わしてもらえるし、感謝感謝だけどな。鶏肉を頬張りながらブリッツが言うのに、ジャックはふんと拗ねた調子で顔を逸らした。
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