注意! カップリングも傾向もごった煮の無法地帯です。苦手な方はUターンどうぞ。最近はシモネタにも注意した方がよさそうです。今日、昨日、明日。起きてから寝るまでが一日です。
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※クリスマス企画です。先に説明からご覧下さい。


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「あの、本当に良かったんですか?」
 つるつる滑るパジャマを着て天蓋ベッドに横たわりながら、静香は隣で寝そべる瀬人にそう尋ねた。ベッドには勿論、部屋にも、今は二人しかいない。クリスマスだったのに、と、先を続ける。
「そういうのは、昨日の内に済ませている」
「でも、やっぱり私、お邪魔だったんじゃ」
 一緒に寝る、と瀬人が言った時のモクバの反応は芳しくなかった。尤もその理由は瀬人が言うところの『ガールズトーク』の中身を警戒してのことなのだが、静香にその違いは判らない。やっぱり邪魔よねぇと思うだけだ。
「まぁ、気にする必要は無いさ。だいたい、そんなのはいつでもできることだからな」
 特にクリスマスだからという理由を付けずとも。外泊が困難で滅多と一つ屋根の下に在れないカップルというわけでもない。毎日同じ家に寝起きしているのだから。
「海馬さん余裕だぁ……」
「余裕だとも。それよりも、だ」
 瀬人の指が静香の脇腹を摘んだ。むに。聞こえない筈の音が二人の脳裏をよぎる。
「な、何するんですか、もう!」
「こんなものか……おい、オレのも摘んでみてくれ」
「えぇ?」
 今度は、静香の指が瀬人の脇腹を摘む。うに。やはり聞こえない筈の音が聞こえた。
「どう思う」
「どうって、ええと、普通? ですよね?」
「ちょっと付き過ぎじゃないか?」
 何を、とは言わない。肉だ。言わずとも、女同士ならば通じるものである。
 ダイエットだの何だの、二人の会話に花が咲く。フランス式ダイエットに言及している辺り、モクバの警戒は実に正しかったということだ。
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