もしも瀬人が海馬じゃなかったら。昨日までとはちょっと趣向が変わる気もしますが、今日は「もし一度『海馬』になったものの剛三郎との闘争に負けて『海馬』を叩き出されていたら」です。剛三郎との闘争はアレです、株と重役の取り込み合戦です。原作では瀬人が勝って剛三郎が投身自殺となったわけですが、あそこで負けたのが瀬人で、こんな危険分子は手許に置けんと剛三郎が判断したらどうなっていたかということです。
　この瀬人は、一人で叩き出されました。アニメじゃなくて原作設定の方で、その頃既に一本プッツンいってた瀬人とモクバは傍目に疎遠だったため、跡継ぎを確保しておきたい剛三郎によってモクバは海馬家に残されました。兄ほどでないにせよ才能はありそうだというのと、まだ養子になった当初の瀬人と同じ年でここから幾らでも矯正はきくだろうという理由もあります。
　叩き出された瀬人は、行方を晦ましました。着の身着のまま同然で叩き出され、剛三郎の根回しにより海馬寄りの企業には門前払いを喰らい、海馬に敵対する企業にはスパイでないかと疑われ相手にされず、瀬人の才能を活かせる職への道は断たれた感じです。海馬瀬人でなくただの瀬人に身を窶し、身体売ったり怪しい仕事したりしてなんとか食い繋がざるをえない状況に立たされてたら、可哀想過ぎて萌えます。身元を証明できないから真っ当な職には就けないわけです。身体売るのも風営法で認められてるようなちゃんとした店舗じゃなくて、街角やもぐりの店でです。
　そんな状況で数年が経ち、まぁ大体十年くらいだといいかなと思うのですが、海馬コーポレーションが代替わりします。瀬人の造反に懲りて教育方針をやや緩めたり社内の引き締めを図ったりした剛三郎ですが、年、或いは病気には勝てませんでした。ともかく、代替わり自体は穏便に行われます。
　その十年ほどの間モクバが瀬人のことに言及したのは始めの数ヶ月程度でしたが、それは今ここで自分まで叩き出されたら瀬人もともに未来永劫どうすることもできない人生を送ることになると分かっていたのと、教育方針が緩んだ代わりに代替わりの時まで大きな権限は与えられていなかったためであり、別に瀬人のことを忘れていたわけではありません。剛三郎が思っていたように叩き出された時点で兄弟仲が冷え切っていたわけでもありません。
　なので、代替わり後すぐにモクバは瀬人を探すようになります。でもなかなか見付かりません。十年の間に意識の上でも経済界から遠ざかっていた瀬人も、海馬コーポレーションが代替わりしたことに気付きません。穏便な代替わりだったので、今度の社長さん凄い若いらしいですね、くらいしかニュースにならなかった所為もあります。
　勿論探しに探して最後は発見して欲しいです。そしてそのあと海馬邸に戻った瀬人は経済界及びそれに付随する社交界にも復帰するわけですが、十年ほどの間にハイクラスの儀礼を色々忘れ去ってて、モクバとマイフェアレディみたいなことやってたらいいと思います。そして当然レディではないもののモクバの理想形に仕上がるわけで、ラストはモク瀬人エンディングです。


＞借りてきた猫が支離滅裂に～の方
　支離滅裂具合が酷ければ酷いほど萌えですよね！　若気の至りでくっ付いたもののなかなかラブラブ状態にはなれなくて喧嘩して、そこから先は城之内君が根気よく甘え方の練習に付き合えばいいと思いますｖ　ちょっとずつちょっとずつ、最初は小さいことばっかりですが甘えるようになってくる筈です。で、息子はやらんの修羅場の最中にちょろっとだけ瀬人が我を張って、びっくりした瀬人父が一瞬フリーズして、そこからまともな話し合いになったりしたらいい・・・！
　小説、その内形にしてみても面白いかなーと思ってます。今書いてるの終わったら、次はこんな感じのパラレルも楽しそうですｖ

＞瞳ありさサマ
　愛されてるのに気付かない瀬人、気付けたあとは正真正銘幸せになって欲しいですよね。ちょこちょこ実家（生家という意味ではなく）にも帰ったらいい。じゃないと父が拗ねます。
　借りてきた猫、城之内君版で想像しても萌えますね！　離婚前、家庭崩壊の初期で父死亡、母再婚で静香ちゃんの目を義父（凄くいい人）が何とかしてくれた・・・グレる要素は無いけどいい子にしなきゃ心理は働きそうですねー。黒髪でそこそこ真面目な生活態度の城之内君、自分からは喧嘩しなくてでも人のためになら暴力に抵抗、持ち前の性格はそのままで明るくはしゃいで偶にはしゃぎ過ぎる、確かに凄くもてそうです・・・。猫被り二人がお互いの猫に気付いて意識するのもいい・・・！
　寝てるスキにちょっとだけ、男二人を狼的な意味で男と思ってない瀬人は無防備で可愛いに違いないと信じてます。無防備過ぎて逆に手を出せないくらいに。なんて罪な瀬人・・・！

　他、拍手有り難う御座いました！　甘え下手が甘え方の練習するのって可愛いですよねｖ