注意! カップリングも傾向もごった煮の無法地帯です。苦手な方はUターンどうぞ。最近はシモネタにも注意した方がよさそうです。今日、昨日、明日。起きてから寝るまでが一日です。
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※七夕企画です。詳細は7/6付けの記事をご覧下さい。


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 再び天野川の対岸へ渡って、モクバは妙な形の石の前に立っていた。それは巨石と言うほどではないが大きく、そしてどことなく牛の形に見えんことも無い。だから牽牛石なのだろう。
「さっきの機物神社と、この観音山公園は対らしいですよ」
 案内の社員が簡易ステージを組み立てながら言う。天野川を挟んであちらとこちら、機物がそのまま機織器に由来するとしたら、織姫と彦星に見立てるのは難しくない。
「その前に通った逢合橋、あそこで逢うそうで」
「へぇ。伝説って個々の場所でバラバラに言ってるんだと思ったら、ちゃんと一つの話になってるんだ」
「みたいです。それについては、特にイベントやってないみたいですけどね」
 橋ではなく、それぞれの場所で祭りが開かれているだけだ。しかも、こちらの祭りは規模も小さい。
「そういや、さっきの神社は笹も人も凄かったけど、こっちはそうでもないね」
 公園の中に出ている店も、きちんとした屋台を持っているところは少ない。
「こっちは市やサミットの主催じゃなくて自治会の主催なんですよ。要はただのローカルなお祭りです」
 それでも近年はサミットに便乗する形で大掛かりになりつつあり、それ故にモクバの宣伝ルートにもぎりぎり引っ掛かったのだが。
 組み終わったステージに、なんだなんだと少しずつ、人が集まってくる。ローカルな祭りにも、充分宣伝効果はありそうだ。
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