ギリシャ神話を見てたんですけど、初期の伝承では死者の国って地底じゃなくて川の向こう西側にあったんですね。ちょっとエジプトっぽくて面白いです。影響とかあったのかな。
　しかしその死者の国の王はエジプトとギリシャじゃ大違いですねー。王になった経緯も、エジプトのオシリスは神々の王だったけど死んだので死者の王になりましたという不可抗力で、ギリシャ神話のハデスは兄弟三人でクジを引いて支配範囲を取り決めましたということなので、大分違いますね。
　そして何より違うのは女癖。ギリシャ神話といえばゼウスやゼウスやゼウスなど、愛人関係のカオスさが目立ちますが、ハデスは浮気らしい浮気をしないので有名だとか。一回心揺らぎかけて奥さんに阻止されたくらいですか。ゼウス以外の神と比べても品行方正です。
　対してオシリスは死んだ原因が人妻を寝とってその夫に殺されたからというアレ具合。側室の子もいますし側室いっぱいだったとも聞きますし、というか末期王朝時代にはゼウスと一体化しましたね。ディオニソスとは同一視されてました。
　川の話とか似てるところは似てるのに、個々を見ると違うのが面白いです。ギリシャ神話もいいですねー。
　
　
　拍手有難う御座いました！　いけそうな気もしてきました。