注意! カップリングも傾向もごった煮の無法地帯です。苦手な方はUターンどうぞ。最近はシモネタにも注意した方がよさそうです。今日、昨日、明日。起きてから寝るまでが一日です。
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※クリスマス企画です。先に説明からご覧下さい。


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 そろそろ寝ようかと寝台へ向かい、その途中で海馬は足を止めた。取り敢えずと床に置いていた、城之内プレゼントの鰐がこちらを見ている。
「……可愛い、ねぇ」
 フェルトで出来た大きなギザギザの歯や下がり気味の目は、城之内が言っていた通り間抜け面で愛嬌がある。純粋に可愛いというかは別だが。
 鰐の目は、じっと海馬を見ている。少し情けなさを感じる視線だ。
「まぁ、可愛いといえば可愛いかもね」
 海馬は鰐に近付いて腰を曲げた。首根っこを掴み、持ち上げる。鰐の顔と海馬の顔が同じ高さにくると、先の曲がった鰐の尻尾が海馬の足を叩いた。
 そのまま、鰐を抱えて海馬は歩き出した。鰐と一緒に天蓋の中へ入り、布団に潜る。
「あぁ、結構、いいサイズかな」
 抱き枕として。安価なプライズ品らしく緩い詰まり具合の綿も、すぐ分離しそうではあるが抱えやすくていい。
「おやすみ」
 横向けにし、鰐の頬に頬をくっ付けて海馬は目を瞑った。
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