注意! カップリングも傾向もごった煮の無法地帯です。苦手な方はUターンどうぞ。最近はシモネタにも注意した方がよさそうです。今日、昨日、明日。起きてから寝るまでが一日です。
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 昨日の平安パロな古文調の文を現代語訳してみました。昨日のままじゃ古文忘れた人に優しくないとさっき気付いた・・・さっき、昨日の見返して自分でアレ?ってなって気付いた・・・
 というわけで現代語訳、と、続き。当然ですがエセ古文のエセ現代語訳なので現在進行形で古文やってる人は参考にしたら駄目です絶対。


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現代語訳:

 どの帝の治世の頃であったか、西京に美しい姫の噂があった。多くの(位ある)男たちがその姫を妻にしようと文などを送ったが、望みを叶えられるものは無く、加茂川の水位が彼らの涙で嵩を増すばかりである。(当時の)帝はこの話をお知りになると(一般貴族程度に)身分の低いものの格好に変装して、西京(の姫のところ)をお訪ねになった。
 (噂で)お聞きになっていた(姫の)屋敷の中を、(屋敷の周りの)生垣から(覗き)見ると、大層淋しい様子である。(姫の)父は大納言、母も良家の出であったが、両親がともに亡くなってしまって後ろ盾も無く、ただ幼い弟とのみ暮らしているのだ。
 人気が無いのをいいことに、帝は更に生垣に近付いて、姫君のいる御簾を見付けた。(御簾の下の)隙間から覗いている着物は、浅縹(=水色)に光沢のある濃色が重なっていて、布地の柄は古いが雅のなんたるかを知っているようなので(噂の真偽について)期待が膨らむ。一目見たいと(帝が)お思いになられたところ、運がいいのか、内側から白猫が飛び出して御簾が翻ったのであったよ。
 姫君が猫を追って立ち上がられ、すると(帝を)驚かせるのは(姫君の姿)そのものである。姫君は、姫というには大層背が高く、(猫を)呼ぶ声の低さは男のものでこそある。


続き:

 垣より声掛けたまふに、

    音にのみ あはれなるとは 聞きしかど げに珍しき 花の咲くらむ

 男姫見返りて眉顰むれば、

    春風の 音に惑ひて 入る虫の 憐れなるかな 花など無きに

 とぞのみ申して内に戻りけり。庭なる白猫続かむ。


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 古典萌え! しかし私の和歌にはセンスが無い・・・脳内の萌えを自動で形にしてくれる機械とかできませんかね。古典モードとか現代文モードとか付いてるやつ。使い過ぎると表現力無くなりそうですが、和歌だけとか表現に詰まったところだけとかに使ったら凄く便利な気がしますよ・・・!


 拍手有り難う御座いました! 平安萌えー!
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